サッカーコラム「何度目かのブーイング論と批判論」
こんにちは、きりやです。
もはや「くま」です。のほうがなじみがある人が増えたかもしれません。
あくまでも「くまねこチャンネルの”くま”役をやっている きりやです」と自己紹介しておきます。
さて、Youtubeではメンバー限定記事で出しました。
ここではオープンで書いておきます。
なぜなら、たぶん読んでる人が少ないから。
ブーイングと批判論
https://youtu.be/meMUOskX06k?feature=shared
ここでは赤裸々に書かせて頂きます。
ブーイングというのは、 あくまでも誹謗中傷・批判の妥協点である事
相互理解があってこその行動である事 これがまず前提です。
そもそも、ですね。
【めちゃくちゃお金と時間を掛けて見に行った】 から
【90分必死に応援した】 から
【酷い試合だった】 から
だから何なんですか?人に自分の不満をぶつけるのが当たり前なんですか?て話なんですよ。
そりゃ悔しいし辛いし悲しいし プギャー!てはなるでしょう。
だからって ブーイングくらいさせてよ の意味が分からないんですよね。
なぜ自分の怒りや不満を 衆目のある場で、
その対象である相手に向かって その場でブーイングしたい!ブーイングしたい!てなるのか?
そもそも論としては ブーイングしないで、という豊田さんの言葉に反発する、ということは
ブーイングしたい欲求を抑えられない、という事。
なぜブーイングしなきゃ我慢出来ない!のでしょうか?
また、ブーイングするな、という言葉に対して、 それが意思表示の自由を奪ってる!という声もあります。
これも意味が分かりません。
自由に行動する権利は人を傷つけていい理由にはなりません。
「何を言うのも自由でしょ?」を傘に、人を不快にする言動、行動をとっていいはずはありません。
相手に不満があったら文句を言うのが、当たり前?
まあ最後は個人の自由なのは間違いないですが、 怒りをそのままぶつけるのが正しいとは僕は思いません。
電車が遅れた ご飯が美味しくなかった サービスが悪かった 暮らしていれば、あー、となる不満は多々生まれます。
その都度、文句を言いたくて我慢出来なくて、
絶対発信しないと! 分かってもらいたい! こんなに嫌だったの!
ってあまりにも、幼稚すぎますよね。
良く居ますよね。
ご飯の提供が遅い!とか怒ってる方とか 電車遅延に、責任者だせ!と怒鳴ってる方とか。
ブーイングや試合後のヤジは 一般人からしたらそれと同類に見えるんです。
これはもう、【そう見られてる】ことを サッカーのサポーターは知ったほうがいいです。
自分たちはその文化の中にいて、当たり前にやっていて、楽しいかもしれない。
しかし、これから新しくファンを増やしたい 誰でも来れて楽しいスタジアムにしたい、という構想がある中で、
野蛮に見える行為は新規を遠ざけてしまいます。
もちろん、サッカーに限らず応援という行為は特殊なもので、アイドルの応援1つ取っても、新規と古参の争いは絶えません。
こういうものだ!という長い歴史の上での文化と それを、良く思わない層というのは必ず居ます。
話を戻して せめて不満を伝えるにしても、
衆目の場ではなく、冷静に、どう解決してほしいかを伝える、というのが社会ではないでしょうか?
不満を言うな、と言うのではなく、 どう伝えるのか、どんな状況で、どんな伝え方をするのか、という事ですね。
それがブーイングであるべき理由は? 日常ではやらないはずのことが、
スタジアムでは許されるどころか、当たり前なのか?
一方で【熱狂】を売り物にするスポーツでは 勝った喜びと負けた悔しさを
選手やスタッフなど演者側だけでなく 観客も一体となることで、より深いファンを獲得してきた経緯があります。
だから、よりコアなファンであるほど、 負けた時の悔しさはより深いんですよね。
だからその悔しさをどこかに発散させないと気が済まない。
そして冒頭に戻って、その悔しさの吐露を個々が言葉で発していたら収集が付かないですし、
皆の考えなんてバラバラなので、どうしようもない。
そこでブーイングの登場。
言葉ではない不満の意思表示というツール。
という理由でブーイングが発生したわけですね。
是非論は難しいです。
どんなライブや演劇でも観客の、感想や満足度は測りたいもの。
改善ポイントや、受け入れられたポイント 受け入れられなかったポイントは知りたいでしょう。
これは基本的にはクローズなアンケートという形で取られます。
劇が終わっての拍手の量でうっすら気付くかもしれませんね。
でも、まず殆どのケースで 劇やライブや映画がつまらなかった 酷かった、
金返せレベルだったとして その場でブーイングする人、不満を叫ぶ人はいません。
居たら怖いです。
ちょっと引きます。
サッカーではそれが日常に行われてる、という、事です。
鳥栖はブーイングしない文化でした。
自分もそれは美しいと感じていました。
反論として 【前は強かった】【前はもっと走ってた】
【倒れるまで走る姿を見たらブーイングなんてしない】
そんな、声も聞こえてきます。
個人的には、さほど変わってるようには思えません。
周りのレベルが上がった事、鳥栖が特段に以前と比べて頑張ってないとも思えない。
ただ移籍が多く、愛着を持てる選手が減ったのはあるかもしれません。
そもそも ブーイングされても仕方ないよね なんて事は、基本的には有り得ないと思っています。
まさにイジメの構図そのものです。
高い金を払っていようが 遠くまで行こうが 自分がエンターテインメントを享受すべく、
自分が選んだ行為。
せっかく行ったディズニーがたまたま豪雨で休業になった、とかと同じ話です。
落胆が大きいからと言って
相手が悪いんだから、
ブーイングされるのは当たり前
プロだから批判されるのは当たり前とは、
僕は思いません。
応援する、しないは自由です。
観戦するしないも自由です。
それは自分の中で完結するから。
では文句言うのも自由か?
それは自由と横暴の勘違いだと僕は思います。
衆目の場での他者への文句、それは周囲の人の気分を害します。
また、対象の選手に対して攻撃する意味合いを含みます。
落胆から「応援されなくなる」のは当たり前だと思います。
それがチームの強さであり、魅力であり、価値です。
たとえば弱い、とか、努力が見えない、とかで ファンが去っていくのは分かります。
でも「応援しない事」と「ブーイングを浴びせる事」は違います。
ブーイングする側は応援してるつもりなんですよね。
期待してるし、また次も応援したいからブーイングする。
もっとやって欲しいから。
じゃあブーイングする、真の目的て何? てところに立ち返ってほしいのです。
ここまで書いてきて
ブーイングとは一般社会では 不満があったらその場で騒ぐのと同じレベルの行為 と説明してきました。
いや!そんな事じゃない!
一緒にたたかったから!
叱咤激励なんだ!
そんな意見もあるでしょう。
そこで元選手の意見。
豊田さんの言葉や柿谷さんの言葉に耳を傾けたい。
ただの不満の吐露ではない!と言い切るならば
選手や、チームに好影響を与えるため、というのが 大義名分になるでしょう。
ブーイングする事で不満の意思表示をして チームや選手が不満に気付いて、 良くなって行く。
。
。
そんな事あるのでしょうか? ほぼ無い。
です。
ファンサポーターが、チームに影響を与えれるのは 本当に僅かなものであり、
ほとんど影響なんて、ないものなんです。
悲しいけど。
ましてや不満の意思表示やブーイングで強くなるなら そんな簡単なことはない。
であるならば
チームを好転する効果はない 新規ファンは引かせる
そうまでしてブーイングしなければならない理由は?
ブーイングしたい理由は? そこまで考えてほしいのです。
その全てを超えて我慢出来ない嗚咽のようなものとして
それでも自分の不満を苦しさを 今、この場で叫ばないとやってられない!
次応援出来ないかもしれない! そういう時もあるでしょう。
僕にとってはJ2降格の時や、去年のいくつかの試合がそれでした。
まあそれでも自分はブーイングはしないんですが、 苦しかったし、誰かに聞いてほしかったし、
どうにかこの状況が変わってほしかった。
そこまで行き着いて初めて出るブーイングならば
お互いにまだ届くものもあるかもしれないな、と。
そう思います。
やるな!とは一声では言いたくない。
でもそれだけ一般には中々ないことをしてるんだよ、と 気付いてほしいとは思います。
それが「目線をそろえる」という冒頭の動画に繋がる話になるのです。
それではまた。
※ この記事は、2025年4月1日にアメブロ「虚言」で書いたものを移しました。
