2019アジアカップ 日本 対 ベトナム
2019.1.24
日本ーベトナム 1-0(堂安PK)
~喧騒の果てに
互いに忙しく攻めあう試合。
そしてアジリティで負ける日本。
世界では小さくすばしっこい日本が
アジアでは逆になる。
強者と弱者の立場も同じ。
あまり語ることは多くない試合だった。
選手評
権田 5.5
シュートストップは問題なく、素晴らしかった。
しかしDFとの連携、ことショートの繋ぎに関しては非常にリスキーであった。
GKに戻す場面の多い変則的4バックの中でまだ連携が取れてない不安定さを露呈した。
安定感や信頼感といった不透明な部分が最後の砦には求められる。
代表独特の気負い、プレッシャーのなか、鳥栖での獅子奮迅の姿は見られなかった。
長友 6.0
可もなく不可もなく。
相手を考えなければ問題はない。
スピードのある相手をしっかりと抑えた。
攻撃では終始囮。
吉田 5.5
完封した試合でGKとCBに及第点をつけれない切なさがある。
要所はしっかりと締めた。
しかし簡単なミス、疲れからか集中を欠いたプレーがあったのも事実。
失点していたら、と思うと恐ろしい。
安定していたとは言いがたい。
冨安 6
こちらは本当の意味で及第点。
クリアする意識、判断が早く、リスク管理が出来ていた。
球離れもよく、大きな混乱は見えなかった。が、それは危ない場面は吉田側から発生していただけで、彼が狙われていたらどうか?というのは未知数。
酒井 6
こちらは良い意味での及第点。
屈強な体を生かした強い守備は安定をもたらした。
彼がいなかったら崩れていたかもしれない。
遠藤 6
非常に素晴らしい守備を見せた。
バイタルを空けずに塞いだことが
ミドルシュートのシュートコースを消し
味方のブロックを生んだ。
個人での守備も奪いきる強さがあった。
攻撃での貢献はやや物足りなかったが、ボランチとしては問題ないだろう。
柴崎 6.5
この慌ただしい中で何とか繋ごうと、周りにボールを散らし続けた。
ややパスがずれた場面もあったが、攻撃での狙いどころ、セットプレーの精度(幻のゴールを生む)、守備の位置取りの良さで試合に貢献し続けた。
試合への貢献度は非常に高かった。
堂安 6
ゴールがなければ及第点には届かない。
攻めあぐねる中、大迫のいないFWに大迫ばりの壁プレーを強要し続けた。
プレーの選択の柔軟性がなく、はまったときは有効(PK奪取のシーンなど)だが、消える時間、突っ掛けて簡単に失うシーンも多かった。
南野 5
堂安と同じく、プレーの選択が(抜く)ことが前提であり、俊敏な相手に付いてこられたときに次の選択が少なかった。
少ないシュートチャンスも残念な出来。
北川を活かす意識は皆無だった。
原口 5.5
主に守備と後方のフォローに力を使い果たした。
それにしてもゴール前の創造性を発揮すべきシーンで疲れ切ってしまっていたのは厳しい。
チーム戦術の無さの煽りを受けたとも言えるし、唯一北川に彼の特長にあったパスやクロスを出そうとしていた。
PKに繋がったパスも出したが、すべて右足で右側に切り返すばかりなのは、気になった。
北川 4.5
彼の得意なことではないことを強要された不運はある。
大迫ありきの連携しかないのも危険だ。
とは言え数回の僅かなチャンスや細かいミスは見逃せない。
もう一段レベルをあげて挑戦してほしい。
乾 5
この時間、点差を考えないプレー。
やりたいことをやったときには
無類の才能を発揮するが、
状況に応じたプレーではなかった。
最後にベトナムについて。
まだまだ粗削りだし足りないことはたくさんある。
それでもひたむきに走り続け、頑張る姿は美しかった。
彼らの未来が明るくあることを願う。
日本をこれだけ苦しめた。
それは敢然たる事実である。
誇りある価値ある試合をありがとう。
※ この記事は、2019年1月25日にアメブロ「虚言」で書いたものを移しました。
